知的財産ニュース 上海市第2中級法院、「2012~2013年商標民事裁判」白書を発表

2014年4月27日
出所: 文匯報

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上海市第2中級人民法院の知的財産権法廷は2012~2013年、商標をめぐる民事訴訟563件を受理し、541件を結審した。この中には、商標権侵害事件、特に外国、香港·マカオ·台湾に関わった事件が多数を占め、約3分の2の事件が調停成立し、和解した。上海第2中級人民法院が先日発表した「2012~2013年商標民事裁判」白書でわかった。

およそ4割の商標民事事件は原告が外国、または香港、マカオ、台湾の権利者で、しかもほとんどは原告勝訴であった。商標類似性の判断、登録商標と商号をめぐる紛争の処理、中国馳名商標の認定、挙証義務、賠償金の算定などが裁判の中で直面した主な課題となっている。

市第2中級人民法院はまた、白書を通じて権利者に対し、商標保護意識の強化、証拠収集の重視、賠償要求額の合理化、調停による解決方法の活用などを呼び掛けた。

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