知的財産ニュース 動画視聴サイト「捜狐」、侵害者に賠償金1千万元を要求、日本アニメの著作権保護で

2014年12月24日
出所: 中国知識産権資訊網

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12月23日、動画視聴サイト「捜狐視頻」は北京で、日本アニメの著作権保護特別キャンペーンを始めたと発表した。同社が独占的ライセンスを取得している日本の人気アニメ「スラムダンク」などを、無許可で配信している複数のサイトに対し、総額1千万元(約1億9000万円)以上の賠償金を要求する訴訟を起こしたという。

「捜狐視頻」で日本のアニメ作品の権益を保護する活動が大々的に行われるのは、これが初めて。「捜狐視頻」によると、これまでは証拠固めが難しいことから、無許可配信が分かっても提訴できないケースが多かったが、今回は10数の視聴サイトにおける数百以上の作品に関して証拠保全、公証を行い、徹底的な証拠集めを行った。この中、「スラムダンク」を無断配信した一部の視聴サイトを相手取り提起した訴訟はすでに裁判所が受理した。

「捜狐視頻」はここ数年、巨額を投じて「ワンピース」、「ハンターXハンター」、「フェアリーテイル」を含む数百作の日本アニメ作品の独占的ライセンスを取得している。同社責任者は、2015年にトップレベルのアニメ作品のライセンス取得を引き続き拡大するとともに、権利保護活動を強化してユーザー利益と業界全体の健全的な発展を守る方針と説明した。

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