知的財産ニュース 青島森麒麟タイヤ、東洋ゴムを米裁判所に不正競争で提訴

2014年9月22日
出所: 中国知識産権資訊網

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山東省青島市の森麒麟タイヤ公司の子会社である森麒麟タイヤ(アメリカ)は9月9日(現地時間)、日本の東洋ゴム工業と同社の米国子会社を相手取り、米ロサンゼルスの連邦裁判所に、シャーマン反トラスト法に基づく賠償金を請求する訴訟を起こした。

昨年8月、東洋ゴムは、中国企業7社を含む22社が同社のタイヤトレッドデザインの知的財産権を侵害したとし、米ITCに「337調査」の実施を請求した。森麒麟によると、東洋ゴムと各社がその後、締結した和解協定の中に、森麒麟のCLV6タイヤを含む製品の購買、販売を禁止する旨の内容が取り込まれている。

これについて、森麒麟は、これまでの行政·司法事件において自社の同製品を侵害製品として訴えたことがない東洋ゴムが、「特許権濫用」と「和解協定を通じて競合相手を違法な手法で排除」をしていると主張し、損失賠償と懲罰的賠償、訴訟費用の支払いを求めた。

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