知的財産ニュース 広東省の裁判所、知的財産権紛争事件の調停率が6割超

2014年1月20日
出所: 南方日報

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広東省東莞市の各裁判所で昨年、知的財産権に係る紛争事件2761件を受理した。調停を優先する方針を徹底している東莞市中級人民法院の取り組みにより、この中の6割以上は調停が成立して取り下げられた。同裁判所の関係者が19日明らかにした。

統計によると、東莞市中級人民法院と各下部裁判所は昨年、第一審事件2459件と第二審事件302件を含む2761件を受理した。結審件数は2405件で結審率が87.11%に達する。市中級人民法院が「調停優先」の方針を徹底した結果、知的財産権をめぐる紛争事件の調停成立率が60.88%に上り、珠江デルタ地域の各中級人民法院の中で首位を誇る。

同関係者はまた、東莞市は今年、各下部裁判所で知的財産権審理の専門機構を設置するほか、知的財産権担当の下部裁判所と専利案件巡回法廷の設立に向け、準備作業を進める方針であることを明らかにした。

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