知的財産ニュース 北京市第一中級法院、「三審合一」裁判体制を確立

2014年3月17日
出所: 中国法院網

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北京市第一中級人民法院は、司法裁判基準の統一、知的財産権裁判活動の効率向上、知的財産権司法保護の実現を狙い、元民事裁判第5法廷を基に知的財産権裁判第1法廷、第2法廷の2つの専門法廷を設立し、知的財産権裁判の「三審合一」体制を確立した。

知的財産権裁判第1法廷は主に商標行政訴訟、第2法廷は主に著作権、特許行政訴訟を担当している。技術的問題に係る訴訟が多い第2法廷に、コンピューターや医学、機械技術の人材がより多く配置されることになる。

2つの専門法廷を設けることで、事件と人材の合理的な配置を実現できるほか、裁判官を対象とした評価、研修活動の効果的な実施、裁判活動の効率向上にもつながる。これまで各種類の知的財産権訴訟436件を結審し、前年同期と比べて倍増となった。

北京市第一中級人民法院は昨年、知的財産権訴訟3557件を結審した。このうち、第一審事件が89.1%、外国関連の事件が40%だった。

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