知的財産ニュース 独占禁止分野の第2回中米ハイレベル対話、北京で開催

2014年1月16日
出所: 工商総局公式サイト

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独占禁止に関する第2回中米ハイレベル対話は9日、北京で開催された。国家工商行政管理総局の孫鴻志副局長が出席し、演説を行った。孫副局長は、工商総局が昨年に進めた独占禁止活動について説明した上、市場監視管理の役目を果たし、独占と不正競争に対する監視、管理を引き続き強化していく方針を明らかにした。

孫副局長によると、工商総局は今後、1. 影響が大きく、市場競争を深刻に損なう独占事件の摘発、2. 知的財産権濫用による競争排除、制限の行為を禁止する法規の作成、3. 良好な競争文化の育成とPR、4. 人材育成の強化、5. 国際交流の推進――の5分野に力を入れることとしている。

中国と米国からの5つの独占禁止関連機関が参加したこの会議で、独占禁止と知的財産権の関係、競争政策の位置付けなどの課題について議論が交わされた。米側は中国の独占禁止活動に賞賛の意を表し、双方はハイレベル対話というプラットフォームを活用して共同の懸念問題について交流、協力を進めていくことで合意した。

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