知的財産ニュース 昨年のドメイン占拠苦情が2585件、2012年より減少=WIPO

2014年3月19日
出所: 解放軍報

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世界知的所有権機関(WIPO)が17日発表した報告書によると、昨年、WIPOに提訴したドメイン占拠の苦情は2585件で、2012年の2884件より減少した。一方、苦情に係るドメイン名数が過去最高を記録した6191に達し、前年比22%増えた。

苦情に係るドメイン名数の増加はトップレベルドメイン(gTLD)の拡張が原因の1つとみられる。また、約三分の二の苦情が「.COM」に関連するもので、他人の商標を持って「.org」と「.net」のドメイン名を取得したケースもやや増加し、それぞれ全体の15.1%と9.4%を占めた。小売、ファッション、金融がドメイン占拠の「深刻な被災地」となり、ゼネラルモーターズやアップル、ウォルマート、コカ·コーラなど知名ブランドに係るものが数多くあった。

WIPOのフランシス·ガリー事務局長は、「商標権者にとってドメイン名体制に不安定要素が多く存在する。ドメイン名の登録·保護分野での調整が必要だ」と指摘している。

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