知的財産ニュース 中国、ISO国際規格の著作権保護を重視、海賊版摘発強化へ

2014年10月27日
出所: 国家知識産権網

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10月21日、国際規格の著作権保護の推進に関するシンポジウムが北京で開催された。国家標準化委員会が主催した。シンポジウムで国際標準化機構(ISO)の代表は、国際規格の著作権保護に関する中国の取り組みを評価し、感謝の意を表した。

2008年からISOの常任理事国に選出されている中国は、国際規格関連出版物の海賊版の取り締まりを絶えず強化してきた。昨年、海賊版を販売した23の通販サイトを閉鎖させ、大手通販サイト5社と海賊版の即時削除を含む連動体制を確立している。また、知的財産権侵害摘発活動の重要な内容として、昨年から今年にかけて2年連続で国際規格関連海賊版の摘発行動を実施しており、多数の重大事件の摘発に成功している。

一方、国家標準化委員会の関係者はシンポジウムにおいて、国外のサーバーと決済システムを利用して中国国内に向けて国際規格の海賊版を販売する通販サイトが増えていると指摘し、ISOと各加盟国が参加する海賊版摘発の連動体制を確立するよう呼びかけた。

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