知的財産ニュース 北京税関:2014ソチ冬季五輪グッズの模倣品を国際空港で大量に押収

2014年1月28日
出所: 法制晩報

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北京国際空港の税関がこのほど、ソチで開かれる冬季オリンピックの公式記念品の模倣品を大量に押収した。

北京税関の紹介によれば、税関の担当官はモスクワ行きの航空機に搭乗しようとしていた乗客の荷物から、大量のソチ五輪記念バッチを発見した。発見したバッチは計3100個あり、デザインはスキージャンプ、アイスホッケー、スノーボード、スピードスケートなど、様々である。これらの記念バッチは、躍動感にあふれたデザインで精巧にできていたが、“SOCHI 2014””という文字だけが「粗雑」であったという。

北京税関は中国オリンピック委員会に鑑定を依頼したところ、これらのバッチが権利侵害品であることがわかり、「中国知的財産権税関保護条例」と「オリンピック標識保護条例」に基づき、すべて押収した。

2014ソチ冬季五輪の開催に伴い、バッチなどのオリンピック関連グッズへの需要が高騰することに着目した模倣品業者が、中国で模倣品を製造させ開催地へ輸出するケースが多発している。それを予防·排除するためには、北京税関はこれからも特定の線路、商品を重点的に監視し、取締を強化していくことにしている。

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