知的財産ニュース 山東省公安庁、知財犯罪と模倣品取締りの実績評価で全国１位

ipshow_BID_4805.html

山東省公安庁は昨年、知的財産権侵害·模倣品に係る犯罪の取り締まりに注力し、通年で4012件を立件し、2735件の摘発に成功した。これらの事件で容疑者2834人を逮捕し、総額45億3500万元の模倣品を差し押さえ、製造販売拠点898ヵ所を閉鎖させた。昨年の知的財産権侵害と模倣品製造販売摘発特別行動の実績に関する国の評価で、山東省は全国1位に選ばれた。

山東省公安庁は昨年、徐珠宝庁長がグループ長を務める指導グループを設立し、食品や薬品などの模倣品に重点を置いて摘発行動を展開した。特に鄒平県で摘発したブランド酒の商標標識偽造事件は販売金額が莫大で、販売地域に山東省の外に北京など6つの地域も含まれ、注目が集められた。このほか、省公安庁は自動車や奢侈品の有名ブランドに係る複数の重大な権利侵害事件も摘発した。

省公安庁は今年、工商、品質、衛生、食品薬品などの部門と提携して、情報共有や法執行手段の整備を図り、総合的な法執行機関を設置して摘発活動の効率向上に取り組むこととしている。