知的財産ニュース 重慶市鉱工業企業の専利登録件数、6年間で3倍増

2013年9月26日
出所: 重慶日報

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重慶市人民代表大会の教科文衛委員会は今年6月から9月にかけて、「重慶市専利促進保護条例」の実施状況について調査研究を行った。同委員会がまとめたデータによると、6年前に条例が施行されて以来、重慶市の鉱工業企業による専利(特許、実用新案、意匠を含む)登録件数は昨年、1万43件に達し、2007年の2606件から3倍増加した。

「重慶市専利促進保護条例」の施行を受け市の各級の財政部門は専利事業への資金投入を拡大してきた。市の財政部門による支援資金は累計9000万元に上る。また、政府部門は企業の職員を対象とする研修クラスを開催し、累計8000人以上が研修を受けた。

一連の支援策で鉱工業企業の専利出願件数が大幅に増加した。長安汽車、重慶農商銀行など32社が専利データベースを整備し、力帆集団が知的財産権早期警戒、審査、評価の管理制度を確立したなど、企業による知的財産権事業が推進されている。

このほか、重慶市知識産権局と市工商局など11部門は、知的財産権紛争対応メカニズムを共同で確立しており、知的財産権をめぐる紛争事件の調停に力を入れている。

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