知的財産ニュース 山東省、登録商標が30.4万件、地理的表示が国内最多の252件
2013年7月8日
出所: 大众日報
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山東省は昨年の商標発展、保護の状況をまとめた「2012年全省商標発展保護状況に関する報告」を発表した。各都市の商標の発展状況、登録商標保有件数が2000件以上の地域(県、市、区)リスト、保有件数が100件以上の企業リストなどが盛り込まれている。山東省が商標の発展·保護状況の報告書を発表するのは今回が初めてで、今後は半年ごとに作成し発表する予定。
山東省は昨年末時点の登録商標保有件数が30万4000件、中国馳名商標が430件、地理的表示が252件で、国内各省の中でそれぞれ7位、2位、1位となっている。一方、商標活動の進んでいる各省に比べて一定の格差があることもわかった。
保有件数が2000件以上の地域リストでみれば、国内経済発展TOP100県(市)ランキング入りした山東省の26県(市)の中に、たった14県(市)が2000件を超えた。「全国で77の県(市)が1万件以上の登録商標を抱えるが、山東省は1つもなかった」と省工商局の関係者が指摘した。
保有件数が100件以上の企業は124社もあるが、500件を超えるのは5社だけ。全国では500件以上の商標を抱える企業は190社。
企業100社あたりの保有件数は8.3件。しかも、地域的、業界的には不均衡さがみられる。全体に占める比率では工業分野の登録商標が68.7%、農業商標が25.3%となっている。保有件数の最も多い青島市が5万4612件を抱えるのに対し、最も少ない莱蕪市は僅か2552件。
昨年に新規登録された商標は4万7000件で、新規認定された中国馳名商標は130件、新規登録された地理的表示は76件となっている。マドリッド国際商標登録出願は前年より54.3%増の196件だった。
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