知的財産ニュース 2000件以上に達する国内企業の漢方薬特許、転化率は1%以下

2013年11月3日
出所: 長江商報

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中国の製薬企業が保有する漢方薬特許は2000件以上に達したが、これらの特許は長年、ほぼ休眠状態にあり、産業への転化率は1%以下だった。11月3日武漢市で開催された中国漢方薬協会新技術プロモーション会でわかった。

中国漢方薬協会が主催したこの新技術プロモーション会に、国内製薬企業70数社と大学、研究機構の代表が出席し、漢方薬の生産における新技術の応用などについて意見交流を行った。

「中国の漢方薬特許が2000件を突破したが、転化率は1%以下だった」と漢方薬新技術専門家委員会の濮存海主任が語る。濮主任はまた、「漢方薬業界の知的財産権保護は発足が遅く、十分に重視されていないため、多くの技術は外国で無料に利用されている」と指摘し、中国の漢方薬業界としては発展のチャンスを迎えるこの時期に、新技術の普及、応用に力を入れ、漢方薬の生産に最新の技術手段を駆使するよう取り組まなければならないと呼び掛けた。

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