知的財産ニュース PCT国際出願の受理件数が14%増、約2万件

2013年1月18日
出所: 国家知識産権網

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2012年に国家知識産権局の受理したPCT(特許協力条約)国際特許出願は前年より14%増え、1万9926件に達した。この中、国内権利者によるものは91.1%の1万8145件で、前年より12.8%増加し、外国権利者の出願したものは1781件で、同28.7%増加した。国家知識産権局が明らかにした。

地域別にみると、16の地域はPCT国際特許出願が100件を超えた。このうち、広東省が9211件で最も多く、続いて2位北京が2705件、3位上海が1024件。4位から10位はそれぞれ、江蘇省が915件、浙江省が639件、山東省が531件、湖南省が448件、台湾が370件、天津が304件、福建が266件となっている。上位5地域による出願件数が全国の8割以上を占めている。

PCT国際特許出願の急増について、中国科学院大学の法律·知的財産権学部の李順徳主任は、「その背景に企業の自主的イノベーション能力の大幅な向上と保護意識の強化があった」と指摘し、国内企業の間で自主的知的財産権を以て国際的な核心競争力を向上させる共通認識が形成したことが伺えるとの認識を示した。

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