知的財産ニュース 中国自動車部品再製造の生産高は7年で160倍増

2013年10月21日
出所: 中国新聞網

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2012年の自動車部品再製造の生産高は80億元に達し、2005年の5000万元と比べ160倍近く増加した。中国自動車工業協会部品再製造会の謝建軍秘書長は先日明らかにした。

再製造とは、廃棄となった自動車、工程機械、加工機械などを回収し、解体してから専門技術で処理、修復、量産すること。再製造された部品の技術性能や安全性は新品同様の基準に達するという。

自動車に使用されている鋼鉄や非鉄金属などの部品は、90%以上が回収、再利用できる。再製造された商品は新品と比べて、コストは50%しかかからず、同時に60%の省エネ、70%の原材料の節約ができるという。

中国では、自動車部品の再製造を営む企業の数は2005年には1社のみだったが、2012年には数十社まで増えた。また生産規模は2005年の年間5000セットから、2012年の150万セット(自動車部品と機械製品を含む)に増加した。このほか従業員の数も2005年には1000人足らずだったが、2012年には5万人あまりに増えた。

中国では、自動車保有台数の年々増加に伴い、廃車台数も今後さらに急増すると見られており、自動車資源の再利用を如何に行うかは、すでに目前に迫っている大きな課題となっている。

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