知的財産ニュース 基礎研究分野の投入が年平均22.6%増、成果続出

2013年12月11日
出所: 科技日報

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中国の基礎研究分野は過去1年に、量子異常ホール効果、ニュートリノ振動、iPS細胞を含めた高水準の成果が続出している。国家の科学技術発展水準のバロメーターとされる基礎研究分野の研究水準は改革開放以来の35年間で大幅に向上し、国全体の研究力に大きな進歩を見せている。

科学技術部の万鋼部長によると、一部の領域で中国の科学技術はすでに世界の先頭を走る能力をつけている。SCI(Science Citation Index)に収録された中国人の論文数は急増し、4年連続で世界2位となっているほか、引用された件数も大幅に増えている。

基礎研究の発展の背景に、国が基礎研究を重視し財政投入を拡大しつつあることがあった。中国の基礎研究への投入は昨年、498億8000万元に達し、過去5年間で年平均22.6%増加している。国家重点実験室などの研究施設が急速に発展し、基礎研究や応用研究、公益性研究の主要拠点として、国の自主革新能力の向上を推進するうえでますます重要な役割を果たしている。

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