知的財産ニュース 科学技術分野の財政支出、35年間で100倍増加

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国家統計局、科学技術部、財政部が発布した「2012年全国科学技術経費投入統計公報」によると、科学技術分野の昨年の財政支出は5600億1000万元に達し、改革開放が決まった1978年の52億8900万元に比べて、35年間で100倍以上の増加となっている。

昨年の社会全体の研究開発費（R&D支出）は1兆298億4000万元で、前年比18.5％増加した。国内総生産（GDP）に対する比率は前年比0.14ポイント増の1.98％で、再び史上最高を更新した。R&D支出総額は世界3位となっており、R&D支出の対GDP比は新興発展途上国の中で上位にあり、先進国との格差も縮小しつつある。

科学技術分野に対する国の支援は一段と拡大されている。昨年の中央財政による基礎研究への投入は328億元に達し、伸び幅は国によるR&D支出全体を上回っている。研究者一人当たり平均の研究費も大幅に増加した。

企業によるR&D支出は昨年、19.2％増の7842億2000万元に達し、社会全体のR&D支出に占める比率は76.2％となった。科学研究投資における企業の主体的地位が確立されていることがうかがえる。