知的財産ニュース 馳名商標・著名商標冒用事件が6割超、「傍名牌」取締特別行動

2013年9月9日
出所: 法制日報

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国家工商行政管理総局は今年4月から、「傍名牌」(有名ブランドの便乗使用)を取り締まる特別行動を全国で展開した。現在までに各工商機関で1万6100件を摘発し、236件を司法機関に移送した。

摘発された事件の内訳は、中国馳名商標·著名商標冒用事件が67%、有名ブランドの名称、包装、装飾を模倣した事件が20%、購買者の間で誤認混同を起こすなどの不正競争事件が8%。商品別には食品に係わる事件が総摘発件数の31%、日用品が26%、電子製品が9%、装飾が5%、農業資材が5%、その他が24%となっている。差し押さえた権利侵害商品の金額でみれば、食品が17%、日用品が26%、電子製品が11%、装飾が9%、農業資材が6%、その他が31%だった。

国家工商行政管理総局の責任者によると、「傍名牌」に係わる不正競争の中に、馳名·著名商標冒用事件は数も金額も過料額も全体の6割以上を占めるため、同総局は次の段階の重点分野として摘発を強化することとしている。

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