知的財産ニュース 上海市知識産権局、著作権、商標、特許の管理を統一する構想を提案

2013年8月27日
出所: 法制日報

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知的財産権の管理が異なる部門に分散し、法執行の基準も執行官によりまちまちである現状の改善を狙い、上海市は新設される上海自由貿易試験区で著作権、商標、特許を統一する「三合一」管理モデルを導入することを模索している。上海市知識産権局の呂国強局長が明らかにした。

知的財産権をめぐる行政法執行は、公安、商務、文化、農業、林業、税関、工商、品質管理など複数の管理当局に密接に関わる。執行基準の差異や法執行業務の相互影響で法執行の効果が低下し、行政と法律のイメージを損ねる。市知識産権局が提案した「三合一」の新しい管理モデルでは、従来の特許、商標、著作権の管理当局に代わって専門の知的財産権管理機構を設置することになる。呂局長は「まずは制度上の支障を取り除く。適当な時期に上海市の立法機関で関連法規を作成、発布する」と説明した。

国家知識産権局のデータによると、上海市の特許、実用新案、意匠の出願件数は今年1~7月、前年同期比3.3%増の4万6645件に達している。このうち、特許出願は2万534件で、同3.6%増加した。

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