知的財産ニュース 昨年の国際知的財産権出願が勢い良く増加、中国はPCT出願4位

2013年3月21日
出所: 国家知識産権網

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世界知的所有権機関(WIPO)が管理する特許、商標、意匠の各分野の国際出願は昨年、勢い良く増加した。WIPOが19日にジュネーブで行なった記者会見で、フランシス·ガリ事務局長が明らかにした。

事務局長によると、特許協力条約(PCT)に基づく国際特許出願は昨年、2011年より6.6%増加した。1位米国と2位日本の出願件数がおよそ全体の半数を占め、中国は出願件数が1万8627件で4位にランクインした。特に中国の電気通信事業者、中興通訊は3906件を出願し、昨年の出願件数が最も多い出願者となった。

マドリッドプロトコルによる商標の国際出願は昨年、前年より4.1%増の4万4018件に達している。ドイツが6545件で最も多く、続いては2位米国、3位フランス。中国は出願件数が2179件、7位だった。

このほか、中国が加盟していないハーグ協定による意匠の国際登録件数は2604件で前年より3.5%増え、ドイツ、スイス、フランスが上位3位となっている。

グローバル経済が不況を続けていたにもかかわらず、昨年に知的財産権の国際登録に対する需要が高まった。経済の好転に伴い、新しい市場チャンスから最大の利益を獲得できるのは不況の時期に巨大な無形資産を蓄えた企業であろうとガリ事務局長が指摘している。

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