知的財産ニュース 深セン市知的財産権白書発表、1万人あたり特許保有は国内最多の50件

2013年5月10日
出所: 中国経済導報

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深セン市市場監督管理局(知識産権局)はこのほど、「深セン市2012年知的財産権発展状況白書」を発表した。昨年に深セン市の人口1万人当り平均の特許保有件数は国内最多の50件で、中国馳名商標は103件に達し、100件台を突破した初の副省級都市となることがわかった。

深セン市は2005年から知的財産権白書を毎年発表している。今年で8回目となる。「白書」によると、深セン市の国内における有効特許は2012年末時点で5万2768件に達し、1万人あたりの特許保有件数が50件で、国の掲げた「2015年末までに3.3件に達する」との目標を遥かに上回っている。登録商標は19万9863件、平均で4.76の市場主体に1件の登録商標を抱えることになる。また、百万人当りの国内特許出願は2946件、PCT国際特許出願は全国の約4割の8024件で、9年連続で国内首位に立っている。

昨年の全国特許登録TOP10企業に、深セン市企業は上位3社を含めた5社あった。研究開発費の対GRP(地域総生産)比は国内トップレベルの3.81%で、ハイテク産業の生産高が1兆2900億元に達している。知的財産権運用能力が一段と向上したことが示された。

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