知的財産ニュース バイオ産業生産額は年平均22.9％増、急成長を維持

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中国のバイオ産業は急速な発展を遂げている。国務院の昨年末に発布した「バイオ産業発展計画」によると、バイオ産業の生産額は2006年以降、年率22.9％で増加しており、2011年に約2兆元に達した。同計画はまた、2015年に付加価値の対GDP比が2010年より倍増する目標を掲げている。

国内では現在、バイオ医薬やバイオ農業、バイオ製造、バイオマスエネルギーなどの分野で年間売上高100億元を超える複数の大手企業が登場している。バイオ医薬産業の健全で快速な発展を示す縮図ともいえる吉林省の東宝薬業は昨年、生産高が前年より34.7％増の1550億元に達している。バイオ産業の「重鎮」と位置づけられるバイオ医薬産業の発展について、「優れた産業基盤や人口老齢化による医薬製品の需要増で、成長見通しはいっそう明るいだろう」と、国務院発展研究センター·産業経済研究部の馮飛部長が分析している。

馮氏はまた、2020年に中国のバイオ産業の市場規模が6兆元に達すると予測。一方、政府主導の発展モデルでは生産能力が過剰になりかねないとし、政府が主導するのではなく、市場による資源配分にするべきだと指摘した。