知的財産ニュース 仏トタル、中国科学院と共同開発で提携、1500万元を投入

2013年9月22日
出所: 第一財経網

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フランスのエネルギー大手、トタル社と中国科学院は22日、北京で協力協定を締結し、複雑多相系(液体-固体ガス)に係わる一連の難題に共同で取り組むことを発表した。協力期間は3年で、トタル社が1500万元を投資する予定。

中国科学院の李静海·副院長は、今回の協力は基礎研究を対象とするもので、エネルギー化学工業分野における世界の難題を解決したいと表明した。トタル社としては中国で実施する最大の開発プロジェクトである。同社はこのほか、15の協力プロジェクトについて中国国内の研究機構と協議を進めている。「中国での研究開発費を増加し、現地の専門家や研究機構と協力して現地に相応しい技術を開発し、人材を誘致したい」とトタル社の関係責任者が語る。

トタル社はまた、中国華東地域で石油化学工業の研究開発センターの設立を準備しており、年内にも建設作業を始動させる見通し。トタル社は世界中で、22ヵ所のR&Dセンターを抱えており、華東センターが出来上がれば、23ヵ所目の研究開発センターとなる。

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