知的財産ニュース 仏プジョー、フランス研究開発施設を閉鎖、一部従業員を上海センターに移転

2013年5月27日
出所: 新華網

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フランスの自動車大手、PSAプジョー·シトロエンは先日、コスト削減の一環として、フランス国内の研究開発施設の閉鎖を労働組合に打診したと発表した。

PSAプジョー·シトロエンの発表によると、パリ郊外のムードンにある研究開発施設を閉鎖し、跡地を売却する予定。一方、「従業員の解雇はない」と説明し、同施設の660人の従業員を他の施設に転任させ、その一部をPSAの上海研究センターに移転させる予定だそうだ。

「PSAグループは今後、二番目に大きい上海研究開発センターへの投入を増加させ、拡大建設を行い、近いうちにエンジニア数は1000人を超える見通し」と同社のアジア地域ディレクターGregoire Olivier氏が紹介した。同氏によれば、上海研究開発センターの従業員が千人に至った後、この研究開発センターが生み出したすべての技術成果は、プジョーのヨーロッパ生産プラットフォームを含む多数のプラットフォームで運用される予定。

プジョー·シトロエンは2012年、全世界での販売台数は低迷していたが、中国市場は増長しつつあることを維持した。また、2013年第1四半期の中国での自動車販売台数が前年同期比で31%増加し過去最高になった。中国第2位の自動車メーカー、東風汽車との合弁で製造している「東風プジョー」ブランド車の販売が24%伸び、全体の成長をけん引した。

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