知的財産ニュース 南京企業、産業用ロボット開発でファナックと協力

2013年5月6日
出所: 上海商報

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南京旋盤産業グループ傘下の南京二機数値制御旋盤有限公司は先日、「世界のロボット専門家」である日本のファナックと戦略協力協議書を締結した。双方は知能ロボット、小型マシニングセンタとオートメーション化の生産ラインなどの領域において、協力を展開する方針を決めた。知能装備製造企業が世界的リーディング企業と協力して産業用知能ロボットを研究開発することは、南京市で初めてである。

南京市には産業用ロボット及びその部品の生産を従事する企業はすでに100社を超えたが、一定の規模を備え、量産を実現できる企業は極少数である。日本のファナックは、工作機械用NC(Numerical Control、数値制御)と産業用ロボットでは世界をリーディングする企業である。今回、南京二機とファナックが協力を展開する重点分野は知能ロボットの開発、特にロボットのコントロール·システムである。この協力を通じて、南京市の関連市場の空白を埋め、南京企業も国際トップ水準のロボットを開発する能力を備えることを目指す。

近年、日欧の産業用ロボットメーカーが次々と中国生産に乗り出している。国際ロボット連盟は、15年に中国で導入されるロボットが3万5000台となり、世界最大の需要国となると予測する。

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