知的財産ニュース R&D支出のランキング2013、フォルクスワーゲンが114億ドルで首位=ブーズ・アンド・カンパニー調査

2013年10月28日
出所: 和訊網

ipshow_BID_4253.html

経営コンサルティング会社ブーズ·アンド·カンパニーでは、研究開発(R&D)支出が最も大きい世界の企業を対象とした年次調査「グローバル·イノベーション1000社」を2005年から実施してきた。第9回調査となる2013年調査(2012年データに基づく)の報告書が先日発表された。

その結果、これら企業の2013年調査におけるR&D支出額は5.8%増の6,380億米ドルと調査開始以来の最高額となった。不況を経てR&D支出が2年連続で急増した後、長期成長傾向に回帰していることを示唆するものである。

産業別では、2012年同様、コンピュータ·エレクトロニクス(27%)、ヘルスケア(22%)、自動車(16%)にR&D支出が集中している。R&D支出額の増減で見ると、増加総額350億米ドルのうち74%を、ソフトウエア·インターネット、ヘルスケア、自動車が占めている。地域別では、中国に本社を置く企業のR&D支出が35.8%増と他地域に比べて高水準を維持しているが、中国においては過去5年で2番目に低い。

R&D支出ランキングのトップ10は順番で、フォルクスワーゲン(1位)、サムソン(2位)、ロシュ·ホールディング(3位)、インテル(4位)、マイクロソフト(5位)、トヨタ自動車(6位)、ノバルティス(7位)、メルク(8位)、ファイザー(9位)、ジョンソン·エンド·ジョンソン(10位)となっている。日本企業ではトヨタ自動車が6位、ホンダが13位、パナソニックが19位、ソニーが20位であった。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp