知的財産ニュース 台湾の鴻海、日本に研究開発(R&D)センターを発足

2013年6月3日
出所: 新浪網

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電子機器受託生産(EMS)では世界最大の企業グループで、フォックスコンの親会社である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が31日、日本にディスプレーおよびタッチパネルの研究開発(R&D)センターを発足したと発表した。主力の受託生産の利益率が低くなるなか、鴻海はスマートフォンや液晶テレビに使うパネルなどの技術開発力を高め、ディスプレー事業を強化し、事業の多角化を図る狙いがあるとみられる。

今のところ、鴻海は主な拠点を新大阪(堺市)と新横浜に置いているが、将来は必要に応じて拠点を他地域にも広げていくという。

鴻海の広報担当、Laura Liu氏は「堺工場に近く、ディスプレー事業の拠点であるため、日本での設立を決定した」と説明した。Liu氏によれば、新たなR&Dセンターは、台湾、中国に次いでアジアで3カ所目である。鴻海はパネル開発で、今後も多額の資本と優秀な人材を投入し、日本センターが中国、台湾センターと手を結んで共同開発を進め、ディスプレー技術を飛躍的に向上させたいとしている。

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