知的財産ニュース 台湾の鴻海が「手術支援ロボット」の開発に参入、中国大陸部で販売

2013年8月7日
出所: 環球網

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世界最大の電子機器の受託製造企業(EMS)である台湾鴻海(ホンハイ)は、医療機器事業に参入する。鴻海は5日、医療産業の開発を日本の研究開発センターの主力項目とし、初期段階で数億円の予算を投入し、手術用の高精細モニターを開発し、2014年にも日本で発売する方針を明らかにした。

鴻海が今年、日本の大阪と横浜で相次いで研究開発拠点を設置し、日本人技術者を雇用して医療用モニターの開発に乗り出した。医師が映像を見ながらアームで遠隔操作する「手術支援ロボット」に使う高精細モニターを、2014年3月の完成を目標に、開発を進めている。モニターだけではなく、今後「手術支援ロボット」の開発と、中国大陸部での販売をも視野に入れているという。

主力の携帯電話やノートパソコンの製造受託は利幅が薄いため、鴻海が、需要増が見込まれる医療機器事業に進出して利益を上げるとみられている。

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