知的財産ニュース ホンダ、中国本土向けに新車開発へ、R&Dの現地化強化を発表

2013年6月17日
出所: 新華網

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日本の自動車大手、ホンダの中国法人本田技研と中国合弁会社の広汽本田汽車有限公司、東風本田汽車有限公司は14日北京で合同記者会見を開き、今後の技術戦略の方針、新車種投入計画、研究開発の現地化強化などについて発表した。ホンダは今後3年間で中国市場に12モデルの新車種を投入し、うち5車種は中国市場向けに開発するもので、2車種は中国本土で開発する予定だという。

記者会見でホンダは近く中国市場に投入する、走行性能と低燃費を両立させる新世代パワートレイン技術群「アース·ドリームス·テクノロジー」を紹介した。この技術を搭載した第9世代「アコード」お及び「JADE(中国名:傑徳)」を今年9月に発売し、適用モデルを順次拡大していくという。また、ハイブリッド車の開発·生産·部品調達を中国国内で行うための体制を整え、中国国内での生産については3年以内の開始を目標とした。

ホンダはまた、事故ゼロを目標に衝突事故の発生を効果的に回避できる先進的な安全技術を開発、導入していく。これらの先進的技術は第9世代のアコードに搭載した後、順次、ほかの車種にも搭載していくという。

さらに中国事業の強化として、デザイン、設計、走行テストを中国で完結するなど、開発体制を強化。中国人スタッフが主体となって開発した「CRIDER」、中国市場をメインターゲットとして開発した「JADE」をはじめ、2015年末までに、12モデルの新車種を中国に投入する予定。

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