知的財産ニュース 富士通中国研究開発センター、人間の脳を模した手書き文字認識技術を開発

2013年8月27日
出所: 人民財経

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日本の富士通研究所と北京にある富士通研究開発センターは、人間の脳の働きを模した高い精度の手書き文字認識技術を開発した。先月25日から米ワシントンで開催された第12回文書分析と認識国際会議(ICDAR2013 : International Conference on Document Analysis and Recognition)主催の手書き文字(中国語)認識コンテストで1位を獲得し、94.8%の文字認識精度で過去最高を更新した。

中国語文字を構成する線の方向や数を特徴として個々の文字を認識する従来の技術とは異なり、人間の脳の働きを模した人工知能技術を活用し、文字の特徴をより詳細に学習することができる。学習時間も従来より大幅に短縮したという。これにより、様々な契約書の手書き文字の電子化作業などで、データ入力の効率が大幅に向上することが期待される。

富士通は今後、同技術の認識精度を一層高める計画だという。

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