知的財産ニュース トヨタの独立自動車研究開発センター、11月に江蘇省常熟市で竣工予定

2013年10月21日
出所: 科技日報

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トヨタ自動車が中国の江蘇省常熟市に設立した「トヨタ自動車研究開発センター(中国 )有限公司」は11月に竣工予定である。

中国に3カ所の研究開発センターを構えているトヨタにとって、常熟センターは中国初の非合弁独立研究開発センターで、主に省エネ·新エネルギー車用部品の国産化研究開発を担当する。今後は国内市場向けとして、トヨタの合弁会社である一汽トヨタと広汽トヨタにパワートレインなどの技術支援を提供する。

広汽トヨタ研究開発センターと一汽トヨタ研究開発センターは主に完成車の開発を担当。

トヨタ自動車の専務取締役、トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限公司総経理の山科忠氏は、「当社は一部のハイブリッド技術の中国国産化を実現し、2015年に中国国産車種への搭載を目指す」と表明した。

トヨタのハイブリッド技術に使用されるモーター、電池、トランスミッション、インバータは中国国産化される見通しで、そのうち電池の国産化が早く実現される可能性がある。トヨタが中国で販売しているハイブリッド車にはプリウスとカムリがあり、2015年にハイブリッド技術の国産化実現後に、同2車種に搭載されることになる。

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