知的財産ニュース 中韓が「5G」技術開発で協力、情報通信技術で初の戦略対話

2013年12月10日
出所: 商務部公式サイト

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中国と韓国の関連部門がソウルで6日、情報通信技術協力をめぐる初の対話「第一回中韓情報通信技術(ICT)」を行った。双方は第5世代移動体通信(5G)技術及びその新サービスの開発で協力することで一致した。同分野で主導権を握ることが狙いである。

今回の戦略対話で、両国はほかに、ICTの主要政策及び現状、ネットワークセキュリティー、IPアドレスの管理、ソフトウエアなどに絡む問題についても討議した。韓国側は、両国が5Gネットワークの開発、インフラ建設、コンテンツ開発などの分野で密接に協力することを提言した。中国政府は今年2月、5G通信技術推進のためのチームを立ち上げた。現在の見通しでは5G技術が実際に応用される時期は2020年ごろがめどとなる。現在、5Gに関する国際規格はなく、複数の国、企業が開発を進めている段階だ。

韓国の報道によると、サムスン電子は今年5月、4Gの20倍の通信速度を持つ5G通信の中核となる技術の開発に成功したと発表した。また中国企業では華為技術(ファーウェイ)が5G技術開発のため、2018年までに少なくとも6億米ドルを投入するとの報道もあった。

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