知的財産ニュース 中国移動通信、LTEパテントプールに参加、世界最大の4G網を構築へ

2013年2月25日
出所: 網易新聞

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技術ライセンス企業の米ヴィア·ライセンシングは先日、同社のLTE(ロング·ターム·エボルーション)パテントプールに中国移動通信(チャイナ·モバイル)とドイツテレコムが参加したと発表した。同プールには既にAT&T、ヒューレット·パッカード(HP)、KDDI、NTTドコモ、ZTEなど世界各国の大手通信会社が参加している。同プールにより、LTE必須特許の使用許諾をめぐる時間やコスト、特許訴訟リスクを低減させることが目的である。

中国移動は先日、バルセロナで開幕した世界最大の携帯電話見本市「モバイル·ワールド·コングレス(MWC)2013」の会場で、TD-LTE(中国が中心となり開発した4G基準)の「2つの100」計画を発表した。同計画によれば、同社は2013年、4G普及範囲を100都市以上に、4G端末調達数を100万台以上にし、世界最大のLTE網を構築する予定。また、TD-LTEマルチモード·マルチバンド端末を3Gの水準に到達させる計画だ。

LG、HTC、華為(ファーウェイ)、中興(ZTC)などの携帯電話メーカーが、「モバイル·ワールド·コングレス(MWC)2013」でTD-LTE対応のスマートフォンを発表したなど、中国発の4G基準をモバイル大手各社は採用し始めた。中国移動が主導するTD-LTE産業が、国内外の主流メーカーから支持を集め始めたことを意味している。

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