知的財産ニュース 「紹興黄酒」が日本で団体商標登録、海外初

2013年6月13日
出所: 浙江在線

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浙江省紹興市黄酒産業協会は8日、「紹興黄酒」団体商標が日本で登録されたことを発表した。団体商標として海外登録を果たしたのは初めて。同協会の陳祖亮秘書長は、これから東南アジアや欧州連盟での団体商標登録を進めて、輸出の道をいっそう開拓していくと話した。

日本は「紹興黄酒」の主な輸出先。昨年の日本への輸出量は輸出全体の7割に上る2万1000トンで、輸出額は2500万米ドル。しかし、「約10%から15%は紹興で生産した本物の『紹興黄酒』ではない」と陳秘書長が語る。海外市場を開拓し、「紹興黄酒」の名声を守るため、紹興市黄酒産業協会は2011年に、団体商標の海外登録出願に乗り出した。

「紹興黄酒」は2007年より中国馳名商標に認定されている。紹興市にある「会稽山」、「古越龍山」、「塔牌」、「女児紅」などのメーカー15社に証明商標としての使用が認められている。日本での団体商標登録の成功は輸出の更なる拡大のほか、知的財産権の保護強化と知名度の向上にもつなげると見られている。

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