知的財産ニュース 特許期限切れを迎えるバイアグラ、国内後発薬メーカーが布石開始

2013年6月24日
出所: 毎日経済新聞

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米製薬大手ファイザーのED治療薬、バイアグラが来年に中国国内の特許期限切れを迎えるのを受け、国内の後発薬メーカー数社は後発薬の生産販売許可を取得するための手続きを進めている。この中、広州薬業集団は、自社のクエン酸シルデナフィルは既に管理部門に批准され、来年にも販売開始すると発表した。一方、ファイザー中国法人の責任者は20日、特許切れに対応するための特別な措置を講じていないことを明らかにした。

広州薬業集団のほかに、江蘇、四川、広東、北京の製薬会社数社もクエン酸シルデナフィルの生産販売許可を申請しており、来年にバイアグラの特許期限が切れた後の後発薬発売に向けて準備作業を進めているという。

バイアグラの昨年の国内販売額はおよそ10億元。特許切れについて、ファイザー中国法人の責任者は、「中国国内で販売している製品はほとんどが特許切れの薬品だ。この分野では豊富な経験があるので、心配する必要はない」と話し、特別な措置を講じていないことを明らかにした。

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