知的財産ニュース ハイアール、日本でR&D拠点を設立、白物家電の研究開発力を強化

2013年2月7日
出所: 商務部公式サイト

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中国の家電大手ハイアール(海爾集団)は日本での白物家電の研究開発力の強化を狙い、2014年に埼玉県に冷蔵庫など白物家電の研究開発(R&D)拠点を新設することを決定した。

ハイアールは2012年にパナソニックから三洋電機の白物家電事業を買収し、京都市に洗濯機の研究開発拠点を設立した。新設する冷蔵庫の研究開発拠点は熊谷市に建設予定で、総投資額は数十億円に上る見通し。ハイアールは現在、日本に約180人の技術者がいるが、開発拠点の新設などにより300人規模に増やす計画だ。

ハイアールは2015年に日本市場での売上高800億円を目指す。昨年のおよそ1.6倍となる。同社の総売上高のごく一部であるが、「日本市場で実力派企業になると、世界で勝負できる」と同社関係者が日本市場の重要性を強調している。

ハイアールは5つの国で研究開発拠点を設立している。日本での研究開発能力の強化を通じて、日本の技術を生かし、世界市場での販売拡大につなげたい考えだという。

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