知的財産ニュース WIPOへのドメイン占拠の苦情、昨年は2884件、4.5％増

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世界知的所有権機関（WIPO）は3月28日、昨年にWIPO調停仲裁センターに提訴したドメイン占拠の苦情は2011年より4.5％増え、5084のドメイン名の不当占拠に係る2884件に達したと発表した。苦情受理数は史上最高を記録した。

WIPOの28日に発表した報告書では、昨年のドメイン名関連紛争は多様性を呈し、当事者の国籍は120ヵ国に上り、インターネットビジネスの世界的影響力が伺えると指摘した。

業界別に見れば、WIPO調停仲裁センターの受理件数のトップ3分野はそれぞれ小売、ファッション、金融。また、国コードトップレベルドメイン（ccTLD）に係わる苦情は全体の12％を占め、分野別トップレベルドメイン（gTLD）の「.COM」に関する苦情は全体の四分の三を占めることが分かった。