知的財産ニュース 米テスラが中国で販売開始、商標登録問題で中国語ブランド名ないまま

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米電気自動車メーカーのテスラ·モーターズが中国で登録を予定していた商標「テスラ」が、すでに国家工商行政管理局に登録されており、市場展開が行き詰まっている状態が続いている中、テスラは今月、北京に中国初の旗艦ショールームを開設し、中国で高級セダン「モデルＳ」の販売を開始した。環球網が22日伝えた。

テスラの企業名をめぐる商標登録問題が長期化していることから、中国語のブランド名がない状態が続いている。注文を受け付けるために先週開設した中国語ウェブサイトにも、中国語の企業名が掲載されていない。

中国で、「テスラ（Tesla）」の中国語の当て字である「特斯拉」商標を登録しているのは、広東省に住むビジネスマンだという。代理業者によると、登録は2006年のことで、英語と中国語の両方の商標権を有している。すでにこの男性は中国ドメインでテスラのWebサイトも開設している。代理業者が19日明らかにしたところによると、同氏は今のところ、この商標を譲り渡す意向はないという。