知的財産ニュース 北京市、専利情報利用伝播基地が設立

ipshow_BID_3191.html

北京市専利情報利用伝播基地はこのほど、国家知識産権局から銘板を授与され、国の指定する第一陣の専利情報利用伝播基地の一つとして正式に設立された。北京市とともに、江蘇省、山東省、四川省の専利情報利用伝播基地も第一陣リストに盛り込まれている。

北京市知識産権局の汪洪局長によると、北京市の専利（特許、実用新案、意匠を含む）出願、登録件数は過去7年の間に2桁の伸び率を維持し、1万人当り平均の特許保有件数が全国で最も多い31件だった。昨年1から10月の専利出願件数が前年の同じ時期より17％増の6万9918件に達し、この内、特許出願が3万9579件で、三種類権利出願における特許の割合も国内最高の56.6％だった。登録件数では三種類合わせて4万979件で、前年の同じ時期より24.3％増え、この中に特許登録件数が同33.1％増の1万6992件に達している。

北京市専利情報利用伝播基地の設立により、人材や情報などの資源の統合が実現し、知的財産権の創造、運用、保護、管理の各段階に向けた専利情報サービスの活用促進が期待される。