知的財産ニュース 浙江、重大プロジェクト知的財産権評議メカニズムを導入

2013年8月25日
出所: 科技日報

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浙江省は戦略的新興産業などに係る重大プロジェクトで知的財産権評議メカニズムを導入する方針を決定した。8月23日、浙江省として初めてとなる「新エネルギー産業特許評議アナリストレポート」が発表された。

浙江省は2012年5月から1年間にわたって知的財産権評議パイロット作業を実施した。省の重大経済発展戦略、重大科学技術活動、地域重大経済科学技術活動の3分野における研究開発、国際貿易、人材誘致などを研究、分析の対象に、新エネルギー産業を含めた9つのテーマについて知的財産権評議作業を進めてきた。

新エネルギー産業に関しては、世界と中国という2つの面に分けて太陽光発電をはじめ太陽熱、風力発電、地熱エネルギー、海洋エネルギー、燃料電池、リチウム電池などの重点分野について分析、研究が行われた。

省知識産権の洪積慶局長は、特許分析を中心とする知的財産権評議メカニズムの導入で政策決定の科学性、知的財産権リスクの回避、イノベーション資源の活用などが促進されるだろうとの認識を示した。

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