知的財産ニュース 東莞市、R&D支出の統計作業を強化、企業600社を重点対象に

2013年7月4日
出所: 新華網

ipshow_BID_3808.html

広東省東莞市で7月3日、企業R&D支出の統計作業の担当官が対象の研修会が開催された。研修会で市の科学技術部門と統計部門はR&D支出統計作業の重点企業リストを作成し、統計作業を強化する方針であることが分かった。

東莞市はR&D支出の対GRP(域内総生産)比が右肩上がりで増加している。2009年は1.1%で、2011年は1.51%に増加し、昨年は速報値で1.6%に達した。しかし、無錫(2.7%)や蘇州(2.6%)などの都市よりは勿論、珠江デルタ地域の各都市の中でも低いレベルで、広東省の平均(1.96%)よりも下回っている。

こうした現状を改善するために、市の科学技術部門と統計部門は「R&D支出統計強化に関する活動プラン」と「一定規模以上の工業企業のR&D支出に対して定期的指導を行う活動プラン」を共同で作成した。2013年のR&D支出の目標、任務を定めた上、R&D支出の対GRP比で各部署の業績を評価するとの方針を打ち出した。

このほか、企業のR&D支出統計業務への指導を強化するために、両部門は企業600社が含まれる「重点指導対象リスト」を作成した。対象企業はいずれも一定の規模を有する、ある程度イノベーション能力を備える企業であった。

本ページに関するお問合せ

ジェトロ・北京事務所 知的財産部
Tel:(+86)10-6528-2781(日本語可)
E-mail: PCB-IP@jetro.go.jp