知的財産ニュース 全人代常務委、改正商標法の賠償上限を300万元に引き上げる

2013年8月26日
出所: 中国新聞網

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第12期全国人民代表大会常務委員会第4回会議で26日、商標法改正案の第3稿が審議され、登録商標専用権侵害の賠償金の上限が現行の50万元から300万元に引き上げられた。

中国の知的財産権保護では、商標権侵害の代価が低く、権利を守る為のコストが高いという問題点が目立つ。昨年12月、商標法改正案が初めて全人代常務委に回された時、賠償の上限が100万元に引き上げられ、今年6月の2回目の審議でさらに200万元に引き上げられた。

今回の審議で一部の委員が法定賠償額の更なる増加を求めたことを受け、法律委員会は研究を重ねた上、法定賠償額の上限を300万元に引き上げ、下限を設けないことを提案した。

第3稿ではまた、商標審査の所定期限を6ヶ月、9ヶ月からそれぞれ9ヶ月、12ヶ月に修訂し、特殊な状況における延長可能の所定期限は6ヶ月、9ヶ月からそれぞれ3ヶ月、6ヶ月に修訂した。

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