知的財産ニュース 東北地域の知的財産権支援策を検討、国家知識産権局など

ipshow_BID_3519.html

国家知識産権局の保護協調司と国家発展改革委員会の東北振興司、中国科学院、国家知的財産権発展研究センターはこのほど、東北地域の振興に向けた知的財産権支援策に関するシンポジウムを開催し、調査研究を重ねるうえ関連政策を作成する方針を固めた。

国家知識産権局保護協調司の責任者によると、マクロ政策のほかに、地域の専利（特許、実用新案、意匠を含む）資源を分析し、東北地域が対象の知的財産権指導目録を作成することも検討されている。知的財産権を以て東北の旧工業基地の発展を導き、促進するのが狙い。

国家知識産権局は東北地域の振興に向けた知的財産権活動に注力している。2011年に発展改革委、科学技術部、工業·情報化部と共同で調査研究を実施したほか、昨年に東北地域における専利資源の分布に関する分析を行なった。今年10月に国務院による東北振興の新しい10ヵ年計画が発表されるのを前に、知的財産権支援策を打ち出すことは東北地域の知的財産権活動の推進に重要な意義があるとみられる。