知的財産ニュース 国務院「ブロードバンド中国」戦略、コア技術開発を求める

2013年8月19日
出所: 国家知識産権網

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国務院はこのほど「『ブロードバンド中国』戦略と実施プラン」を発表し、今後8年間のブロードバンド発展目標の計画と道筋を示した。その中で、2015年までにワイヤレスブロードバンド通信、クラウドコンピューティングなどの重点分野で自主的知的財産権を有するコア技術の開発に取り組むことが求められた。

今回発表された戦略は、中長期的戦略の観点からブロードバンドの発展目標を検討したものだ。同「実施プラン」は区域協調、ネットワーク改善、ネットワーク応用、ネットワーク産業チェーン、ネットワークセキュリティの5つの面の重点任務として、高速光ファイバーアクセス、超高速大容量光転送、次世代インターネットなど分野のコア技術の研究開発、自主的知的財産権の取得を求めている。また、ブロードバンド業務を「中西部地区外資系投資優勢産業リスト」に盛り込み、知的財産権担保融資を推進するなどして、投融資政策の改善·整備を進めるとしている。

このほか、「実施プラン」には、知的財産権をめぐる国際協力の強化、保護制度の改善、ブロードバンド関連技術と製品におけるパテントポートフォリオ強化などに関する内容も取り込まれている。

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