知的財産ニュース 科技部、ビル・ゲイツ財団と農業科学技術イノベーションで提携を深化

2013年4月11日
出所: 科学技術部公式サイト

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ビル&メリンダ·ゲイツ財団は中国の科学技術部と戦略的協力パートナー関係を結び、現在は創造的で経済的に合理的なソリューションの共同研究開発を進めていることがわかった。科学技術部の張来武副部長はボアオ·アジアフォーラム2013年年次総会で、「2013年、ビル&メリンダ·ゲイツ財団と、科学研究プロジェクト、基金、農業科学技術イノベーションなどをめぐり、積極的に提携していく」と表明した。

科技部とビル&メリンダ·ゲイツ財団は2011年に戦略提携覚書に署名し、科学技術の進歩による世界農業の持続可能な発展、発展途上国の貧困問題の解決、世界健康発展の促進に取り組んできた。

ゲイツ氏によると、中国で「先端の科学技術によって重大な問題を解決できると信じる人」に数多く出会い、中国の傑出した科学者がこれから世界の発展に偉大な貢献をするであろうことを確信したという。ゲイツ氏は、「イノベーションによる飢餓·貧困対策の推進において、中国という台頭する国家は重要な役割を果たすことができる。中国は現代農業および世界の健康の関連分野で、科学技術および人材の優位を持っている」と述べ、張部長の「優秀な科学者は、世界の貧困解決に多くの貢献ができる」という意見に同調した。

中国科学技術部とビル&メリンダ·ゲイツ財団の提携構造とその方式は、近年イノベーションを続けている。双方は連合業務委員会を設立し、さらに「提携プロジェクトバンク」により科学技術資源を統合し、提携の効率を高めている。

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