知的財産ニュース 税関総署、信用格付が高い企業の通関手続きを簡素化

2013年7月16日
出所: 中国政府網

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信用格付の高い企業は通関手続きが簡素化される。税関総署では社会信用体系の確立を推進し、法律と信用を守る企業を奨励するために、信用格付に基づく分類別管理制度を導入した。今年1~5月、信用格付の高い企業の通関時間は平均より3時間も少なくなったという。

税関総署は税関で登録された企業をAA、A、B、C、Dの5つの格付で分類し管理を行っている。信用格付がAA、Aの企業には通関手続きを簡素化し、Bの企業には一般的な管理、C、Dの企業には厳しい管理措置を適用する。信用格付の標準に関しては、税関総署は4種類、35項目を公表している。今年1~5月の信用格付がAAの企業は249社で前年同期比53.7%増、信用格付がAの企業は3199社で同69.79%増加した。

信用格付の高い企業を対象とする簡易な税関手続きは、検査を行わない「信頼通関」、貨物申告、検査などの優先措置19項目が含まれる。

このほか、国内企業の外国税関での利便性向上を狙い、税関総署は世界税関機構(WCO)の提唱する「認定通関業者」(AEO)制度を積極的に進めており、当面ではEU、米国、韓国、香港、台湾など国家(地区)の税関当局とAEO分野の協力を展開している。

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