知的財産ニュース 林業局などが植物園連盟を設立、植物新品種保護強化目指し

2013年7月4日
出所: 国家知識産権網

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国家林業局と住宅·城郷建設部、中国科学院が共同で設立した「中国植物園連盟」が北京で発足した。植物新品種の保護における関係部門間の調整、指導を強化し、交流·協力の推進で中国の植物新品種保護の能力·レベルを向上させることが狙いである。

国家林業局の責任者によると、豊富な植物資源に恵まれている中国は経済·社会の発展、人口の増加につれ、植物資源の保護で多くの課題が浮き彫りになっている。高等植物新品種の内、1000種あまりが絶滅の危機にあるという。一方、国内の200余の植物園では本土の植物品種の66%、絶滅危惧種の34%しか保存されていない。遺伝的多様性や異なる地域の品種均衡性の保護も不足している。

植物園連盟の設立により、国内の関連部門が交流、協力を一層強化し、各植物協会の役割を生かし、国内の植物園の発展を促すことが期待される。国家林業局では関連法律と連盟の規約に基づいて各部門とともに、植物新品種保護レベルの向上に共同で取り組んでいくとしている。

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