知的財産ニュース 厦門でNSKブランドなどの偽ベアリングを摘発、玉に大豆を使用

2013年8月27日
出所: 中国機経網

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厦門公安局は先日、日本NSKとスウェーデンSKFを含めた世界知名ブランドのベアリングの模倣品を販売した犯罪グループを摘発したと発表した。偽ベアリングの販売拠点、倉庫4カ所を閉鎖させ、容疑者3人を逮捕した。差し押さえた模倣品総額は1200万元を超えたという。

この事件は厦門市が摘発した初の機電製品関連の模倣品事件でもある。公安局の発表によると、容疑者3人は山東省聊城市、広東省佛山市から20元の単価で仕入れたNSK、SKFブランドの偽ベアリングを、浙江省、江蘇省、河北省などで250元の価格で販売していた。

ニセモノの外観は本物そっくりで、一般の消費者が判別しにくい。警察が製品のバーコードを調べたところ、商品名は「ベアリング」ではなく「レコード」となっていた。一部偽ベアリングの玉は、スチールボールの代わりに大豆を使っていたという。

腕時計から高級自動車まで、ベアリングは機械の回転するところには必ず入っており、偽物は大抵品質が著しく劣り、動作は保証されない。安全を脅かす要因と見られる。公安局は消費者に対し、模倣品の購入を防ぐためにメーカーの公式サイトでロット番号、モデル、生産期日などを確認するよう注意を呼び掛けている。

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