知的財産ニュース 上海市公安局、偽物の日本酒を生産・販売した業者ら5人逮捕

2013年4月24日
出所: 東方網

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「久保田万寿」「月桂冠」「盛田男山」などの日本酒の人気銘柄が、実は安価な地酒で作られる?上海市公安局はこのほど、清酒を偽造し、市内の日本料理店やホテルに販売していた容疑で、中国人5人を逮捕した。売り上げは1年で70万元に上るとみられる。東方網が伝えた。

警察の調べによると、首謀者の於容疑者は上海市内の民家で2012年3月ごろから、従業員を雇って日本酒の偽造に着手。日本酒に味が似ている上海·崇明島の地酒を、使用済みの本物の瓶に入れ替え、本物の半額以下で「久保田」や「月桂冠」など10ブランドを販売していた。そして、同「生産ライン」は偽物の菊酢、玄米茶、五木面など日本料理店に提供する食材を作り、僅か1年間も経たないうちに、売上は70万元に達した。

於容疑者の偽日本酒の産業チェーンは江蘇省、山東省までに蔓延されていた。上海市公安局と江蘇省、山東省の公安当局は共同摘発行動で、偽日本酒の製造販売拠点11ヵ所を摘発し、容疑者5人を逮捕した。差し押さえた生産設備、原材料などは3000万元以上に上るという。

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