知的財産ニュース 大阪名物の「りくろーおじさん」をパクリ?上海の「瑞可爺爺」には模倣疑惑

2013年10月28日
出所: 新華網

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上海や福建省で大変人気のあるチーズケーキ店「瑞可爺爺RIKURO」は、実は日本の大阪名物「りくろーおじさん」のパクリであることが先日中国のメディアで報道され、たちまちネットで話題になった。

問題視されているのは中国で展開中の「瑞可爺爺RIKURO」だ。日本語に訳すなら「りくろーおじいさんの店」である。店名から見れば、大阪の店とは「おじいさん」と「おじさん」の区別のみ。さらに店で提供しているものはいずれもキャラクターの焼印入りの焼きチーズケーき、そのキャラクターも店のロゴも酷似している。

「瑞可爺爺RIKURO」は開業当初から大人気で、現在上海市や江蘇省南京市、福建省福州市などで17店舗が営業中らしい。店を展開する上海瑞酷路投資管理有限公司の担当者は模倣疑惑に対して、「ロゴや店の特徴などは日本のブランドに似ているが、やや違う。日本との関係は宣伝の中で触れておらず、焼きたてチーズケーキは日本企業のオリジナルではない」と反論した。商標権侵害の疑いについては「市工商局から調査を受けているので具体的なことは話せない」としている。

現在、上海工商行政管理局浦東新区分局は、この模倣疑惑について調査を進めているらしい。

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